【読書レポ】『インプット大全』を読んで学んだ、目的を持つ大切さと癒しの力

【アウトプット】

最近、樺沢紫苑先生の『インプット大全』を読みました。以前読んだ『アウトプット大全』とセットで読むことで、知識や経験がより深く、そして自分の中に定着していく感覚がありました。まさに「読書=読く(インプット)+書く(アウトプット)」の実践です。

私はこれまで読書をしても、気になるところにアンダーラインを引いたり、付箋をつけたりするだけで終わっていました。満足して本を閉じたあとは、日々の忙しさの中でその内容が頭からすっかり抜けてしまうこともしばしば……。でも、今は違います。

前回『アウトプット大全』を読んでから、私は「気づきを3つ書き出す」「TODOリストを3つ作る」「Googleカレンダーに入れて実行する」というルールを実践しています。そして今回の『インプット大全』では、さらにそのインプットの質と精度を高めるヒントを得ました。

目的を持って聞く

これまでは、勉強会や研修に参加しても「とりあえず参加しておけばいいかな」といった姿勢でした。しかし、本書にあった「目的を持って聞く」という一文に、ハッとさせられました。

今後は、参加前に「私はこの勉強会で何を学びたいのか?」「自分はどう変わりたいのか?」を明確にしてから臨むようにしています。そうすることで、学びの吸収率が圧倒的に変わってくるのを実感中です。

傾聴の深さを知る

私は看護師という仕事柄、患者さんやそのご家族の話を「聞く」ことは日常的に行っています。でも、この本を読んで、「本当に傾聴できていたのか?」と立ち止まりました。

特に印象に残ったのが「自分が聞きたいことを聞くのではなく、相手が話したいことをじっくり聴く」という姿勢。これまでは、無意識のうちに“答えを引き出そう”としていたかもしれません。でも、相手の内側から出てくる想いに寄り添う“受け身の傾聴”こそが、話を真に聴くことなのだと気づかされました。

傾聴は相手を癒す

子どもたちや夫との会話でも、「今、何を話したいんだろう?」と耳を傾けるようにしています。すると、不思議と子どもたちや夫の表情が和らいできました。アウトプット大全を読んで、相手が思いを表出することで癒しの効果があると学びました。更にインプット大全を読んで思いを引き出すことで癒しの効果は増すのではないかと思いました。

インプット、アウトプットを回していく

インプットはアウトプットすることで初めて意味を持ちます。これからも、意識的にインプットをし、しっかりとアウトプットし、フィードバックを得て成長していきたいと思います。読書の仕方ひとつ、話の聴き方ひとつで、自分の人生も周りの人との関係も変わっていく。『インプット大全』は、それを教えてくれた一冊でした。

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