毎日、子どもたちのこと、家のこと、仕事のこと…。
やることに追われて、つい笑顔を忘れてしまう日もありますよね。
私もその一人です。
そんな中で出会った本『本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる(ミニマムリッチシリーズ)』。
読みながら、何度も胸がぎゅっとなりました。そして、少しずつ肩の力が抜けていくのを感じました。
今日はこの本を通して私が感じたこと、そしてこれからの行動について、同じようにがんばるママさんや、ちょっと疲れてしまったあなたに届けたいと思います。
「効率」を優先して、大切なことが見えなくなっていた
子どもたちとの毎日は、まさに時間との戦い。
ご飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつけて…。
帰宅後も「早く!」「もう座って!」と、私の口ぐせはいつも同じ。
でもふと、この本の中の言葉にハッとしました。
“効率ばかり考えていると、人の気持ちやあたたかさが見えなくなります。”
まさに私だ、と思いました。
早く夕飯を食べさせようとするばかりで、子どもたちが話しかけてくれても、ちゃんと目を見て聞いてあげられていなかったな…と。
それってすごくもったいないこと。
「今日こんなことがあったよ」と話す子どもの声に、もう少し耳を傾けてみようと思いました。
どんな時も「今、ここ」に心を置いて、人の気持ちに気づける人でありたい。
子どもたちにも、そんな優しさやあたたかさを伝えていけたらと思います。
ストレスは、呼吸からほどけていく
もう一つ心に残ったのは、呼吸についての話です。
“ストレスを抱えている時、人は呼吸が早くなっています。ゆっくりと10秒くらいかけて息を吐きます。”
私自身、仕事でモヤモヤする日、家でも気持ちが上手く切り替えられずに、どんよりした空気を引きずってしまうことがあります。
でも、まずは深くゆっくり吐くこと。
嫌な気持ちも、全部一緒に吐き出すようなイメージで。
呼吸を整えるだけで、心が少しずつ軽くなるから不思議です。
ある日、長男と車で帰宅中に「嫌なことがあったらどうする?」と聞いたら、
「寝たら忘れるよ」と、さらっと答えてくれました。
なんだか救われた気がしました。
夜、ふとんの中でゆっくり呼吸して眠る。
それだけで心のモヤが和らぐことって、確かにあるなあって思います。
柔らかさに、心をゆだねてみる
本の中ではこんな一節もありました。
“ストレスは心も硬くします。柔らかいものを肌に触れさせて、自分を包んであげてください。”
私の場合、それは子どもたちの手やぬくもりでした。
帰宅して、つい怒りそうになった時でも、ギュッと手をつないだり、ハグをすると、
「この柔らかさに救われてるな」と実感します。
あったかくて、やわらかくて、
「ママ、だいすき」と笑ってくれるその存在に、私が癒されています。
毎日いろんなことがあって、自分を好きになれない日もあります。
でもそんな時こそ、柔らかいものに触れて、自分をゆるめてあげたい。
それは、自分を責めないという優しさでもあると思います。
「ひとりの時間」で、心を整える
忙しい毎日でも、ほんの少しの「ひとりの時間」をつくってみる。
深呼吸して、お気に入りの飲み物を飲んで、子どもの寝顔を見ながらそっと笑う。
そんな時間が、自分をまた明日へと送り出してくれる気がします。
この本は、「もっとがんばらなきゃ」じゃなくて、
「もう少し、やわらかくなってもいいよ」って、そっと背中をなでてくれるような本でした。
もし今、日々の中で余裕を失いかけている方がいたら、
この本を手にとってみてください。
そして、まずは深呼吸をして、自分の心の声を聞いてあげてくださいね。
まとめ
・効率よりも「人の気持ち」に目を向けてみよう
・嫌な気持ちは、まず吐き出す。ゆっくり呼吸するだけで変わります
・柔らかいものに包まれて、自分を大切に
・ひとりの時間は、自分を取り戻すための時間