子どもが小さいうちは、毎日が慌ただしくて、ゆっくり話を聞く余裕なんてなかなかないもの。
でも、「もっと一人ひとりと向き合いたい」と思っているママさんも多いのではないでしょうか。
私自身、3人の子どもを育てている中で、バタバタの毎日の中でも“その子とだけ向き合う時間”を大切にするように意識しています。
今回は、そんな我が家のちょっとした工夫をご紹介します。
長男との時間は「代休」や「学童がお休みの日」をチャンスに
長男は小学校に通っているので、日曜参観の翌日が代休になったり、学童がお休みの日がときどきあります。下の子たちが保育園に行っているそのタイミングを、「長男とだけ過ごせる特別な時間」として活用しています。
「どこに行きたい?」「何したい?」と聞いてみると、意外とシンプルな答えが返ってきたり。
「一緒に釣りのゲームがしたい」「スパゲッティが食べたいで」といった本人のリクエストをできる範囲で叶えてあげるようにしています。
一緒にいると、普段は話してくれないような学校での出来事や、友達とのことをぽつぽつ話してくれることも。
そういう瞬間が、親としては何より嬉しくて、つい時間を忘れて聞き入ってしまいます。
長女とは「美容室」や「通院」を親子時間に
長女とは、2〜3ヶ月に1回の美容室や、小児科の定期受診をきっかけに、一緒に出かける時間を作っています。
ただの通院や髪カットではなく、その前後に買い物をしたり、お気に入りのアイスを食べたりすることで、楽しい親子時間に。
最近はかわいいアクセサリーやバッグを見るのが好きなようで、「これかわいいね」「どれが好き?」なんて、女子トークをするのも楽しいひととき。
そういう小さなやりとりが、信頼関係を育むのかなと思っています。
次男は「体調不良の日」が甘えタイム
1歳の次男は、まだまだ体調を崩しやすく、保育園をお休みすることも少なくありません。そんな日は、午前中に小児科へ行って、午後はおうちでゆっくり過ごします。
絵本を読んだり、抱っこでお昼寝したり……。正直、こちらも仕事や家事が止まってしまう日でもあるけれど、思い切って「今日はこの子のための日」と割り切って、のんびり過ごすようにしています。
言葉がまだ少ない分、表情やしぐさで「甘えたい」「抱っこしてほしい」が伝わってくるので、それに応えるようにしています。
下の子ほど、時間の流れが早いと感じるので、こういう日こそ大切にしたいなと思っています。
まとめ|特別な時間は「日常の中」にある
3人育児をしていると、「一人ひとりにじっくり時間をかけるなんて無理」と思うこともあります。でも、日々の中にある「少しのスキマ」や「決まった予定」を親子時間に変えるだけで、十分特別な時間になります。
子どもにとって「ママが自分の話をちゃんと聞いてくれた」という記憶は、きっと長く残るもの。
完璧じゃなくていいから、できるタイミングで、できることを。そんな気持ちで、これからも一人ひとりと向き合っていきたいと思っています。