5年日記で気づく家族の歴史と自分の変化。続けられる日記の楽しみ方

【私ごと】

「日記を続けたい」と思っても、なかなか続かない。そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

私もこれまで、日記帳やノートを買っては数週間でやめてしまい、手帳を日記代わりに使っても長続きしませんでした。

そんな私が出会ったのが 高橋書店の「5年日記」。1ページに同じ日付の記録が5年分並ぶスタイルで、行数も限られているため「たくさん書かなくちゃ」というプレッシャーがありません。むしろ「今日はこれだけで十分」と思える気軽さが、続けられる理由のひとつだと思います。

私の5年日記の書き方

最初の1行には、その日の体調や気分を数字で表しています。

−2:とても調子が悪い −1:やや不調 0:普通 +1:調子が良い +2:とても調子が良い

といった具合に、数字と簡単な理由(「寝不足」「頭痛あり」「ぐっすり眠れた」など)を書き添えます。さらに睡眠時間もメモしておくと、体調の振り返りに役立ちます。

その後のスペースには、その日の出来事や家族のことを書きます。我が家は5人家族なので、あらかじめ「誰のことか」が分かるように色を決め、冒頭に色の丸をつけるルールにしました。名前を書かなくても、ひと目で「長男のこと」「娘のこと」とわかるのが便利です。

書き続けて気づいたこと

私がこの日記を始めたのは2018年。長男の妊娠中からスタートし、その後は子どもたちの出産・成長、夫の出来事、そして私自身の心境の変化まで、ぎゅっと詰まっています。5年という年月の中で、家族の暮らしがどう変わってきたのかが一目でわかり、読み返すたびに「こんなことがあったんだ」と懐かしくなります。

また、毎月のページには「家族の体調の記録」を残しています。前年の同じ時期を見返すと「この季節は風邪をひきやすい」「毎年ここで体調を崩しやすい」といったパターンが浮かび上がり、生活に役立つ発見もあります。

日記はただの思い出ではなく、家族の健康管理ノートとしても機能しているのです。

読んでも楽しい「未来の自分への贈り物」

5年日記の魅力は、「書いて楽しい」のはもちろん「読んで楽しい」ことにもあります。数年前の自分が何を考え、どんな悩みを抱えていたのかを知ると、今の自分と比べて成長を感じられたり、「あのとき頑張ってたな」と励まされたりします。

毎日数行の積み重ねが、自分と家族の歴史になる。続けるほどに、日記は未来の自分への贈り物になっていくのだと実感しています。

「日記を続けられない」と悩んでいる方にこそ、ぜひ試してみてほしい一冊です。

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