
「からだの不調をやわらげたい。」
「不安な気持ちの子どもたちに何かできることはないか…」
昨年、突然家族が病に倒れ、入院すると生活環境が一変。子どもたちも不安な気持ちになっているようでした。
大切な家族に何かできることはないか…と考えたときに出会ったのがアロマオイルでした。
家族の苦しい時期に心身ともにアロマオイルに救われた経験から、今回は我が家のお守りのような存在であるアロマオイルを3つご紹介したいと思います。
大切な人を癒したいと思う方、アロマオイルに興味のある方は参考にしてみてくださいね。
アロマオイルとは?
香りを楽しむアイテムとして人気のアロマオイル。今回は100%天然成分のエッセンシャルオイル(精油)の使い方をご紹介します。
エッセンシャルオイルとはアロマオイルの中でも植物から芳香成分のみを抽出し、蒸留して作る揮発性の液体のことです。
植物の有効成分が高濃度に含まれ、植物特有の作用と香りを持っています。
芳香成分を鼻から吸ったり皮膚に塗ることで、エッセンシャルオイルの効果を得られます。
ここから、おすすめのアロマオイルを3つご紹介していきます。
からだの痛みや痺れをやわらげるディープブルー

消炎・鎮痛作用のあるディープブルーはドテラ社のブレンドオイルです。
ブレンドされているオイル:
ウィンターグリーン、カンファー(ショウノウ)、ペパーミント、ブルータンジー、ブルーカモミール、ヘリクリサム、イランイラン、オスマンタス
損傷した組織細胞へ働きかけ、神経系や筋肉、骨の諸症状を癒します。また清涼感のある香りが気持ちをすっきりとリフレッシュさせてくれます。
体の一部に塗布する場合は、薄めずに使用できます。肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛などの痛みを感じる場所にオイルを1、2滴塗ります。
筋肉の痛みやけいれん、打撲、捻挫などには、患部に2滴ほど塗布します。
敏感肌の方は、キャリアオイルで薄めることおすすめします。(キャリアオイルの詳細は下記記載)
夫が入院中、左腕の痺れと右足の痙攣に苦しんでいました。毎日面会のときにディープブルーを患部に塗布してマッサージをすると、表情がやわらぎ痛みも少しずつ良くなっているといっていました。
からだの痛みや痺れ、痙攣がある方、スポーツをされる方の鎮静目的にもおすすめです。
※妊娠中、授乳中の方は、医師にご相談のうえご使用ください。栄養補助食品としての摂取はできません。

心を癒すオレンジの香り

オーガニック栽培のオレンジの果皮から作られた精油の香りには、心に安らぎを与える効果が期待できます。
甘くさわやかな香りが副交感神経に作用するので、安眠作用も。深い眠りで翌朝もすっきり起きられます。自律神経を安定させるホメオスタシスを整え、抗うつ、リラックス効果もあります。
オレンジのオイルは特に芳香浴がおすすめです。香りを空中に拡散したり、ハンカチやコットンに含ませて香りを吸入する方法です。
ハンカチやタオルなどに1〜3滴エッセンシャルオイルを垂らし、鼻に近づけて香りを吸入します。携帯すれば、外出時でも手軽に香りを楽しめます。
オレンジのオイルは、夫が入院中に使用していたタオルや枕カバーに散布しておくと、病室中に香りが広がり、気持ちが沈まずに入院生活を乗り越えられたといっていました。
またオレンジのオイルを希釈して患部に塗ったり、マッサージもおすすめです。スキンシップの作用も加わり、より癒しを得られます。
子どもたちも一番好きな香りで、夜るときにオイルを背中や手足に塗ってマッサージをすると、穏やかな顔で眠りについていました。
※原液を直接肌に塗布して12時間以内は直射日光を避けてください。皮膚や粘膜を刺激することもあるので、敏感肌の方は特に注意しましょう。プラスチック類を溶かすため、ガラスの容器を使用してください。

私を支えてくれたフランキンセンス

フランキンセンスは貴重な「精油の王様」と呼ばれ、神秘的で甘く濃厚な香りの精油です。
頭をスッキリさせて、感情の高ぶりを鎮めてくれます。また集中力、思考力を高める働きもあります。
肌を若々しく健やかに保ち、細胞の成長を促進させる作用があり、肌の再生を促します。乾燥から肌を守り、皮脂のバランスを調整してキメを整えてくれます。
空気中に散布したり、直接ビンから吸入してもよいでしょう。バスタブに2〜4滴オイルを垂らし、入浴するのもおすすめです。
夫が入院中、病気は良くなるのか、いつまでこの生活は続くのかと不安は募るばかりでした。また病院を行き来しながら家事や育児を行い、夜もあまり眠れていなかったことで、頭痛やからだの節々の痛みを感じていました。
フランキンセンスは私の心身の不調をやわらげ、癒してくれる存在でした。入浴時にフランキンセンスをバスタブに垂らして香りに浸るのが癒しの時間でした。
瞑想したいときや心が不安定なとき、また、頑張った1日のケアにもフランキンセンスを入れたバスタイムはおすすめです。

ここまで、おすすめのアロマオイルを3つご紹介してきました。最後に、マッサージなどで使用するキャリアオイルについてご紹介します。
肌を保護するキャリアオイル

キャリアオイルは皮膚を保護する役割があり、肌へのエッセンシャルオイルの刺数を弱め、浸透を助ける働きがあります。一番よく使われるのは、植物から作られたキャリアオイル(植物油)です。
肌への浸透性が高く、よく伸び、肌触りがいいので、マッサージに適しています。キャリアオイルに混ざったエッセンシャルオイルの成分を、すばやく肌に吸収させる働きがあります。
また、エッセンシャルオイルは揮発性があるため、肌の温度で蒸散します。不揮発性のキャリアオイルとブレンドすることで、持続性を高める働きもあります。

まとめ
からだの痛みや心の不調を癒すアロマオイル。今回は我が家のお守りとなってくれたディープブルー、オレンジ、フランキンセンスの3選をご紹介しました。
香りを楽しむだけでなく、マッサージや入浴時に取り入れることで、より効果を実感できるでしょう。
大切な方に、そして自分自身を労わるために、ぜひアロマオイルを手にとってみてはいかがでしょうか。