子育て中のママさん、小さなお子さんが複数いるご家庭では、1日があっという間。気づけば「今日、ゆっくり子どもと向き合う時間がなかった…」なんて日も多いのではないでしょうか。
そんな忙しい毎日の中でも、ほんの少し心を通わせる時間としておすすめなのが、夜寝る前の絵本タイムです。
週に1〜2回でも大丈夫。無理のないリズムで
我が家では、毎晩ではなく週に1〜2回のペースで絵本を読み聞かせしています。
「毎晩続けなきゃ!」と気負うと続かないものですが、無理のない頻度で取り入れることで、親も子も心に余裕が持てます。
子どもたちに「今日は読む日だよ〜」と声をかけると、「やったー!」と嬉しそうに本棚に向かう姿がかわいらしく、こちらの気持ちも自然とほぐれます。
絵本は子どもたちが自分で選ぶ
読む絵本は、子どもたちがその日の気分で選びます。
上の子たちは「ママが疲れないように」と、さっと読める短めの絵本を選んでくれることが多く、成長を感じさせられる瞬間です。
一方で末っ子は、「これがいい!」とお気に入りのトミカの図鑑や昔話など、長めの本を持ってくることもあります。
「えっ、これ…けっこう長いな…」と内心思うこともありますが、楽しみにしている気持ちを大切にしたくて、できる限り読んであげるようにしています。
まとめて3冊。平等に過ごすひととき
日中は家事や仕事、上の子の習い事や末っ子のお世話などでバタバタしがちで、一人ひとりと遊んだり向き合う時間はどうしても限られてしまいます。
そのため、寝る前に3冊まとめて読む時間を「全員と向き合える時間」として大切にしています。
長男、長女、次男とそれぞれの選んだ本を1冊ずつ読むことで、兄弟姉妹それぞれが「自分の時間」として満たされるようです。
薄暗い部屋で、心が落ち着く空間に
絵本タイムのときは、部屋の明かりを少し落として、眠る前の雰囲気を演出しています。
この薄暗さが、子どもたちの気持ちを少しずつ落ち着かせてくれるようで、本を読み終えるころには自然とお布団に入り、ゴロゴロしながら眠りについていきます。
特に長めの話を読み終えたときなどは、「満足した〜」というような表情でニコニコしながら眠っていく姿を見ると、読んでよかったなと思います。
絵本の時間が、親子の心をつなぐ
忙しい日々の中でも、絵本を通じて子どもと向き合う時間をつくることで、子どもたちは「聞いてもらえた」「一緒に過ごせた」という安心感を得ているように感じます。
そしてこちらも、「今日はしっかり子どもと向き合えた」という充実感を持って、穏やかな気持ちで眠ることができます。
絵本の時間は、読み聞かせというよりも、親子の心が近づく大切な時間。
たとえ短い時間でも、「あなたのことを大切に思ってるよ」という気持ちが、きっと子どもに伝わっているはずです。